【インタビュー】マーケティングアソシエーション藤田氏が語るゲームアプリの”品質検証”とは?

ゲームアプリの企画・開発・運営に携わるアウトソーシングサービスを提供しているマーケティングアソシエーション。
本日は品質検証の管理者をされている藤田氏にゲームアプリの品質検証や今後の展望について伺いました。

マーケティングアソシエーション株式会社
アウトソーシング部 東京CS課
藤田 大輔氏

――本日はよろしくお願いします。まず初めに、現在のポジション、携わっている業務について教えていただけますか?

現在はゲームのソフトウェアやアプリケーションをはじめとする製品の「品質検証・品質管理」のアウトソーシング・サービスの管理者をしています。

――ゲーム・アプリの品質検証とは、どのような仕事なのでしょうか?

「品質検証」その単語だけだと「?」となる方が多そうですが、わかりやすい言葉で「デバッグ」と「ユーザーテスト」と呼ばれているものが主な業務となります。
これならピンとくる方も多いのではないでしょうか。
デバッグは業界の方なら誰でもわかると思いますが、ソフトウェアのバグ(正しく動作しない箇所)を見つけ修正する作業のことを言います。
当社では、そのうちの「見つける」部分の業務を受け持っています。
ユーザーテストは、まだピンときてない方もいそうですが「製品の使いやすさ、使い勝手、面白さ」など実際に試すことによって、制作者側では気付かない問題や改善点を発見しフィードバックする業務です。

「デバッグ」は正しくないかを検証する業務。
「ユーザーテスト」は「使いやすいか、面白いか」を検証する業務。
と覚えてもらうと、わかりやすいと思います。

――御社の品質検証の強みを教えて頂けますでしょうか?

ずばり「人材」です。
「ゲームのデバッグに特化した人材」によって、よりクオリティの高いサービスを提供できます。なぜ「人材」が強みなのか、これを説明するには少し話が長くなりますが…

品質検証、その中でも特に「ゲームのデバッグ」は誰がやっても同じでしょ?と多くの方が思われがちですが、それは大きな間違いなのです。
デバッグ業務とは、ただゲームを適当にプレイしてバグを見つけるのではなく、「考えられる限り最大で必要なテストケースを設計し、正確なテストの試行」を行った上ではじめて成り立ちます。
まずデバッグ作業をする前に、どのようなテストをするべきなのかテストケースを洗い出す必要があるのですが、例えば「キャラクター強化」という機能が実装されるとします。この機能「キャラクター強化」に対しては、
(1)強化元になるキャラクターを選択できるか
(2)強化素材となるキャラクターを選択できるか
(3)強化を実行できるか
などが、まず考えられます。img_0296
ここから、更に(1)(2)(3)にどんなパターンがあるのかを、仕様書や開発チームと相談しながら深堀りしていきます。
(1)と(2)であれば、「ロック機能ONや編成しているキャラクター」が強化元や素材元に使えるか、(3)であれば、ゲーム内通貨が不足している場合や、レアリティの高いキャラクターが強化素材となっている場合、など様々なテストケースがあります。
こういった細かい挙動の一つ一つをテストケースとして設計していくと、「キャラクターを強化する」、ただそれだけの機能に50~100ものテストケースが作られます。
そんなにあるの!?と思うかもしれませんが、そんなにあるんです(笑)
これを、すべての機能・画面に対して必要になるので最終的に膨大な量のテストケースを設計していきます。

また昨今では、基本無料ゲームにも高い品質を求められる時代となり、ゲームはより複雑化し、その影響でテストケースもテスト方法も複雑になっていき、もはや”誰にでもできる作業”ではなくなってきています。
そんな中「経験豊富で精鋭な人材」を派遣し、よりよい質の高いサービスを提供できるのが弊社の一番の強みです。

――なるほど。ではどんな方がこの業界に向いていると思いますか?

細かい作業が好きな人には向いていると思います。
あとゲームが大好きで、ゲームはこうあるべきだとか熱い情熱を持ってると尚良いですね。
デバッグとはバグを見つけるだけではなく、より良くするための改善点を提案することができるので。
勿論、すべての提案が反映されるわけではありませんが、自分の見つけたバグが修正されたり、ユーザーのためを思って提案した改善提案が採用されると楽しくなってきます。
必要な素養や知識については、テストケース設計者とテスト実行者で異なるのですが、
テストケース設計者であれば、「仕様把握のためのドキュメントの読解力、開発チームとのコミュニケーション能力、パターンがいくつあるのかを考えて出すための組み合わせ能力」などが求められます。
テスト実行者は、「単調な作業を繰り返せる忍耐力、昨今のゲームへの知識力、不具合を正しく伝える文章能力」などがある方が向いていますね。
細かい作業なのに集中力とか必要ないんですか?とか聞かれることが多いんですが、デバッグは単調な繰り返し作業が多いですし、集中力はさほど必要じゃないんです、寧ろ深く集中するタイプの人は単調な作業の繰り返しに疲れてしまうので、向いてないかもしれません。

――今後の展開についてよろしければお聞かせください。

「人材の質」には自信があるのですが、「量」は大手の会社さんに比べると、間違いなく少ないので、事業を拡大して、「質も量」もあるんです。と大きな声で言えるようにしていきたいと思っています。
また弊社ではカスタマーサポートのアウトソーシングサービスもやっているのですが、カスタマサポートチームと連携を深め、品質検証からカスタマーサポートまでを含め、弊社1社にまとめて外部委託させていただくことで、質もいいしコストも下げれる、というようなサービスを提供していきたいと考えております。
あとは日本、中でも特にゲーム業界の品質検証の歴史はまだ浅くその必要性も認知されていないことが多いですが、よりよいモノ作りができるように、どんどん品質検証の重要性をアピールしていきたいですね。

――最後に読者へ向けたメッセージをお願いします。

この数年でアプリゲームの流行が始まり、ゲームを作られる企業が増えたことで、品質検証の需要・市場は大きく増加しています。
そんな中、初めてゲームを作り、いざデバッグを頼むとき「どうすればいいのか、どこに頼めばいいのか」が正直わからないというケースが非常に多いと思います。
弊社では5年以上ゲーム業界の品質検証をしてきた実績のあるスタッフがおり、まずご相談いただければ、そういった様々な「なぜ?」という疑問にお答えできるかと思います。
また弊社ではカスタマーサポートのサービスもしておりますので、品質検証とあわせて顧客満足度を上昇させるために必要な業務を、ワン・ストップ・サービスで行える強みがあります。

この話を聞いて興味をお持ちいただいたり、どうしたらいいか迷われている企業さまは、まずは気楽にご相談していただければと思います。
必ず、お力になれると思いますので。

――ありがとうございました。

 

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